MIGUのスペインまったり生活回想記

suegraは男前
suegraは姑、suegroは舅。

スエグラって響きがどうも嫌で、あまり使ったことがない。
友人と話す時も、la madre de mi marido(ダンナの母)を使っている。

姑って言葉に棘があるように、suegraにも棘がある感じがして。

私だけの感覚かな、と思っていたが、旦那パパも同じ事を言っていた。




初めて旦那ママにあった日を今でもよく覚えている。

ママとパパが、とても優しい笑顔で迎えてくれた。その瞬間を今でも思い出すことができるが、それだけではない。



バスルームのタオル掛けを取り付けることになって・・・

私も手持ちぶさたで一緒に見学。


ママはどこに穴を開けるか、鉛筆で印を付けている。

(そんないい加減な測り方でええんかなぁ?)


「じゃあ始めるわよ」

ママが言って、穴あけドリルを持ち上げた。

パパがコンセントを入れた。

(えっ?)

ガガガガガッ

「はい、いいわよ。抜いて。」ママ

パパはコンセントを抜く。

(なんで?)

どうやらパパはコンセントを抜く係らしい。(ウソです)





スペインの分譲マンションは、キッチンが付いているものと付いていないものがあって、私達の新居は付いていなかった。


店に行って、自分達の理想のみでまず見積もりを依頼。

「高い!」(日本の相場と比べるとかなり安いけど)

別の店でまた見積もり。

「高い!」


うんうん唸っている私達を見て、旦那ママは

「作ってみる?」

「ええっ?!」



というわけで、作ってみた。


配色・配置を考えた後は、身長に合わせて高さを決めて・・・

‥畋罎良分の板を買って、寸法どおりに切ってもらう。

土台をいくつか作る。

E携弔睇に合わせて切ってもらう。(余りはパソコンデスクに利用)

ぞ紊涼もいくつか作り、壁に穴を開けて引っ掛ける。

ノし、IH、蛇口、換気扇の取り付け

θ發蓮気に入ったものをそのサイズで注文。

扉の取り付け

┝茲端蠅亮茲衂佞

だいたいの流れはこんな感じだったはず。






流しは穴を開けてはめ込む。

旦那ママが電動のこぎりで切ってくれた。





IHも穴を開けてはめ込む。


換気扇は筒の部分を壁に吊る。





一番厄介な引き出し。

旦那ママも引き出しは初挑戦。

時間もかかったが、きれいにできた時は、抱き合ってしまった。




反対側には、炊飯器も♪


約1ヶ月、毎日旦那ママと私はキッチンつくりに専念。

家庭科で料理を作るより、技術でラジオや椅子を作りたかった私には、
とても楽しい1ヶ月だった。

気がつくと夜の10時前で、旦那が仕事から帰ってきて

「晩御飯も食べずに二人でいつまでやってんの!」

と半ば呆れ顔。



このマンション、来日前、貸すか売るか迷って、結局売ってしまった。

このキッチンだけが心残りで、本当に残念だった。

お店のものに比べたら、そりゃ劣るけど。


旦那ママは

「また作ったらいいわよ」

と言ってくれた。



今、ダイヤモンドより、ドリルが欲しい私。

ドリルを使いこなせるようなsuegraになるのが夢です。





23:37 | スペイン生活 | comments(9) | trackbacks(0) | - | - |
El Gordo
ブログ友のAironeさんが、素敵なCMを載せていらっしゃいました。

「私も何かあるかな」と考えて、今の季節ならこれ♪




スペインの"El Gordodel sorteo de la Lotería de Navidad"(クリスマス宝くじ)略して"El Goldo"のCM。

この宝くじのPrimer Premio(一等賞)のことも"El Gordo"と言う。

肝心の一等の賞金はというと、300万ユーロ!!
(今日のレートで3億5千万円、去年だったら5億近い?)
為替レートにもよると思うが、賞金総額が世界最大らしい。


この宝くじは、同じ番号を持つbillete(10枚つづり、200ユーロ)が
185組存在する。185組それぞれに300万ユーロが当たる。
一枚(20ユーロ)からでも購入でき、賞金は当然30万ユーロ。


同僚と、近所の人と、友達と、家族と…共同購入することが多い。
みんなで買って、みんなで大金持ちになろう!ということだ。


抽選の様子は、朝の8時からテレビで生放映される。
子供たちが、当たり番号を一つずつ読み上げる。






当選した人は、テレビ放映される。新聞の一面にも出る。





この映像の盛り上がりはまだましな方。。。


2等(100万ユーロ)、3等(50万ユーロ)…5等くらいまではテレビや
新聞で取り上げられている。

スペイン中が、街中が、盛り上がっている。


当選者の中継を見ていると結構面白い。

「仕事は?」

「ビーチの飲み物売りです。」

「明日からどうしますか?」

「ゆっくり考えます。」

なんてドラマもある。


もちろん、隠れて一人で購入している人もいるだろうし、当選しても名乗り出ない人もいるだろう。
また、テレビに出たことで、普段付き合いのない親戚から連絡が来るかもしれない。

でも当たる当たらないは別として、この宝くじをクリスマスの一大イベントにしているスペイン人に惚れてしまう。


最初の年、宝くじの存在は知っていたが、当選者の狂喜が見れるとは思いもよらなかった。

「当たっても誰にも言ったらだめ。」「妬まれる。」といった認識を植えつけられていた日本人の私にとって、かなりショッキングな出来事の一つだった。


* * * * *

久々の更新です。急な単発の仕事があり、ご無沙汰しておりました。
見て頂いていた方も、そうでない方もすみません。
こんな私ですが、今後ともよろしくお願いします!

13:20 | スペイン生活 | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
スペインのテレビ
日本と同様、スペインのテレビもくだらない番組が多い。
語学学校の先生も「まだ見れるのは、TVE2(国営の一つ)くらい」だと言っていた。

一番驚いたのは、何でもあり、ということだ。
ニュースでも、日本に比べ過激な映像も全て流している。モザイクなど存在しない。


ほとんど皆が帰省した学生寮で、日本人3人静かに新年を迎えていたら、いわゆる「新年特別番組」が始まった。年配の女性が歌を歌っているなぁ、とぼーっと眺めていたら、あれやあれや、一枚、これまた一枚と脱いでいって、最後には真っ裸で歌っていた!
一緒にいた日本人男子は、「新年早々嫌なものをみたなぁ」と嘆いていた。

この時間に真剣にテレビを見ているスペイン人はいないだろう。新年の12の鐘と共に、12個のuva(ブドウ)を食べるのが習慣で、鐘が鳴り終えるまでに完食できれば新年も良い年になるんだとか。鐘が鳴り始めるなり家族全員が必死になる。勿論私も楽しんでいるが、ある年、ふと「スペイン全国の家族がこの同じことを、同じ瞬間に行っているのか」と想像し、笑いが止まらなくなってブドウを食べ損ねた。

ブドウを食べた後は、cava(シャンパン)で乾杯をし、新年の挨拶をする。頭を下げるのではない。“Feliz año nuevo!”(新年おめでとう)などと言いながら、ほっぺ同士のbesito(キス)をする。

勿論、plaza(街の広場)に行って、大勢で盛り上がりながらブドウを食べる人もいる。
あとはいつものお祭り騒ぎ。朝まで続く。
元旦の午前中はみんな寝ていて静まり返っている。2日から仕事。いつもと変わらない日常。
「厳かな新年の迎え方」が恋しくなる日本人は私だけではなかった。もっとも日本にいると退屈なお正月でしかないのだが。


友人のpiso(マンション)のsalon(リビング)で喋っていたら、テレビでビキニの女性と、鍛えた身体のビキニの男性が腰を振って踊っていた。またこれか、と気にも留めないでいると
「おーーーーーっ!!」と同居フランス人の友人であるベルギー人が叫んでいる。
「こんなもの放映していいのかっ!」「こんな時間に!」かなり興奮気味。
ブラウン管に貼り付いて、「こいつとこいつ、あ〜こいつもゲイだね。」彼はゲイだ。ゲイにはゲイがわかるらしい。
ちなみに、この番組はフツーの娯楽番組で、ダンサー達は、番組の途中に余興として踊っていただけだ。
彼らによると、ベルギーやフランスでは、このような露出番組は存在しないらしい。


では子供は何を見ているのかというと、「クレヨンしんちゃん」だ。別の意味で過激な番組かもしれない。


このような何でもありの番組が、昔から続いているような気がしていた。しかし、民放が始まったのは1989年なのだ。テレビ局が増えることにより、期待とは裏腹に、番組の低俗さがエスカレートしたのだそうだ。



コマーシャルの長さにも驚かされる。

毎日、数本の映画が放映されているが、30分おきに20分くらいのコマーシャルで中断される。スペイン人の友人も、どんな内容だったか忘れると言っていた。その時間何をするかはあなた次第。最初はイライラしていたが、そのうち夜食を食べたり、1冊本を読みきったり。シャワーも出来るわよ、と言っている友人もいる。

ビデオに撮っておけばと言われるかもしれない。でも、定刻に始まらず、何時に終わるかも定かではないものをどうやって?これは、テレビの前にずっと居座り続けさせる為の戦略か、若しくは単に予定通りにできないだけなのか…





12:47 | スペイン生活 | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |
土禁は通用するか?
スペインの住宅では、床はタイルか大理石が主流だ。フローリングも最近は出てきているが、あくまでオプション。大理石より木の方が高いのだ。

そして家の中は土足。人によってはスリッパに履き替える人もいるが、玄関はないので境目があいまいである。


ダンナと私は、靴も脱ぐスペースも無い新居を土禁にすることに決めた。境目だけを決めて。


マラガの街は、犬の糞だらけでゴミも多い。そんな所を歩いてきた靴で、家に入るのもいやだし、何よりも掃除の回数が減る。床も傷がつきにくい。
大体、そういう汚染された(?)床の所で着替えると、服の裾が汚れる気がする。ベッドから掛け布団がその床に落ちたりするのも気持ち悪い。

例えば、「鞄を電車の床に置けるかどうか」とか「外から帰った服で、布団に入れるか」という点でも個人差はあると思うが、私は鞄を食卓のテーブルの上に置かれると「あ〜やめて!」と思うたちで、外と内の区別はきっちりしていたい。日本でも、土足でも裸足でもいいようになっているあいまいな入り口はどうも心地悪い。そんなに神経質な方ではないと思うのだが…。


さて、土禁にした新居に来るお客さんの反応は…


当たり前だが、日本人の友達には問題はない。

スペイン人には、理解できる人とそうでない人があるようで、

「うちも、家ではスリッパよ」
「日本の家みた〜い!」(←日本オタク)

と肯定的なのは、少数派。

お義父さんは、「靴を脱がないといけないなら入らない」とか言うし、
90歳のおばあちゃんは「私の靴、汚れてないわよ」と理解不可能。
いとこも、せっかく出産のプレゼントを持ってきてくれたのに、
「ブーツだからここでいいわ」と玄関先で立ち話して帰っていった。

もう土禁やめようかなぁ、なんて弱気にもなったりしたが、頑固者のダンナは
「靴を脱ぎたくないなら入らなくていい」と。

でも感じ悪いよなあ・・・絶対みんなの間で「MIGUの家に言ったら靴を脱がないといけない。変な日本の習慣。」とか噂されてるんだろうなと考えたり。

そもそも、人前で靴を脱ぐということがエチケット違反なのだ。
しかも、一日中靴を履いているからくさい!

けれども、日本に来るまでの1年半くらいの間は土禁を続けていた。


土足の生活も、便利な点はある。
ベビーカーだってそのまま家の中に入れるし、勿論車椅子でも。

でも、あの汚いと感じる床で、赤ちゃんがハイハイをし、積み木で遊んだりするのはどうも抵抗があるんだなあ・・・

現にスペイン人だって、床に落ちたものを赤ちゃんがが口に入れようとすると、
“Tiene caca!Tiene caca!”(直訳:ウ○○が付いてるよ!→ばっちいよ!)と言っているのだ!

15:25 | スペイン生活 | comments(8) | trackbacks(0) | - | - |
Vamos a la feria! (お祭りに行こう!)
フラメンコを始めて、セビジャーナスを踊れるようになったら、是非Feria(フェリア)の時期にあわせてスペインに行ってみてほしい。

Feriaとは、ひたすら飲んで、食べて、歌って、踊って過ごすだけの祭りなのだが、お祭り騒ぎが好きな人なら、楽しんでもらえるはず。

いくつかのFeriaをご紹介しよう。


◆Feria de Málaga (マラガのフェリア)

8月の一番暑い時期、丁度お盆の頃に行われる。

私自身、このFeriaにあわせて留学の日を決めたくらいだった。語学学校の先生が指定するテキストを買いに行くと…本屋はなんと閉まっている!張り紙があって、Feriaの期間中は休みだとか。Feriaに関係のない店はほとんど閉まる。銀行でさえ、Feriaの期間中は時間を繰上げたりする。
Feriaの為に、ローンまでする人もいるらしい。そこまでして行きたいか?とも思うが、それがまた働く活力にもなるのだろうか。

Feriaの開会は夜中12時の花火だ。大人も子供もぞろぞろと海の方へ行く。花火が終ると、無料コンサートがある。

正午くらいからお昼ご飯くらいまでは、Centro(旧市街)が全てお祭り会場となる。




4時、5時くらいから人気が少なくなり、みんな家でSiesta(シエスタ)をする。
夜に備えて!


MálagaのFeria 

夜の部は、別のFeria会場が舞台となる。人が集まりだすのは11時くらいから。ベビーカーの赤ちゃんを連れている人もいる。小さい子供も。
何百ものcaseta(祭りのテント小屋)があり、流行の曲がかかったり、ロックがかかったり、Chiste(笑い話)を披露しているcasetaもある。pasodobleというダンス曲がかかっているところは年配者が多い。そして、移動遊園地が設置されていて、子供や若者が楽しんでいる。
メジャーなアーティストの無料コンサートもあったりするので見逃せない。
どんちゃん騒ぎは朝まで続く。そして、バスは一晩中運行している。

MálagaのFeria 


これが約8日間続く。毎日行く人もいるらしいが、さすがに2日行くともう疲れる。

Feriaの間は、闘牛も毎日行われる。子供からお年寄りまで、みんなが楽しめる祭りだ。
でも、こういうお祭りが嫌いなスペイン人も勿論いる。

残念なことに、マラガのFeriaではドレス(Feriaの衣装)を着ている人が少ない。着ていても、おばちゃんか子供。昼間はドレスを着るには暑すぎるし、夜はドレスを着て絶叫マシンに乗るのもどうかというところだろう。それ以前に、ドレスに興味を持つ若いmalagueña(マラガ女性)が少ないような気もする。


◆Feia de Abril (セビリアの春祭り)

日本でも一番有名なFeriaといえば、セビリアの春祭りだろう。

マラガのcasetaに比べると、お金もかけてるなと思わせる素敵なcasetaだらけ。それなのに、ほとんどのcasetaには入れない。入り口にガードマンまで立っていて、casetaの持ち主の招待がないと入れてもらえない。よそ者お断りなのだ。
誰でも入れるcasetaは、公共casetaとでも言おうか、デコレーションもないような、ただのテント小屋。そこでも知らないセビリア人と踊ったり、それなりに楽しめたが、あの素敵なcasetaの中を一目でも見たかった。。。


◆Feria de Caballo (ヘレスの馬祭り)

Jerez(ヘレス)といえば、シェリー酒、馬術学校、フラメンコ。JerezのFeriaは踊れなくても十分楽しめる。昼の部は、馬術ショーなどもあり、フェリア会場を馬に乗った人がずっとまわっている。とても素敵だし、馬も美しい。5月にあるので気候も良く、ドレスを着た若い女の人も多く、とても華やかだ。

JerezのFeria

SevillaのFeriaよりおススメです。


◆Feria de Mijas.(ミハスの祭り)

こういう人口が少ない街(村)に行くと、祭りの規模は小さいが、とてもアットホームでいい感じだ。casetaは一つしかなくて、そこにみんな集まって、わいわい騒いでいる。舞台もあって、子供が踊ったり、司会者がみんなに呼びかけて同じ踊りをしたり、一体感があって楽しい。無料ワインの試飲などもあった。
花火も間近で見られるので迫力満点。


どうです?あなたもFeriaに行きたくなってきましたか???
15:21 | スペイン生活 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
スペインの育児事情
日本だと、お宮参りが初めてのお出かけという赤ちゃんも少なくないかもしれない。
スペインの赤ちゃんは、生後1週目に散歩デビューだ。天気がよければ散歩は毎日して下さいと病院で言われた。
でも、散歩に連れ出すと、ベビーカーの揺れが気持ちいいのか必ず寝ている。意味はあるんだろうか?と思いながら、私の気分転換にもなるので、外に連れ出していた。

生後11日目に、お互いの両親と一緒にレストランへ。私の親は、「生まれたての赤ちゃんを連れて行くの!」と本当に驚いていた。
スペインでは、一般的なレストランやバルに、気兼ねなく子連れで入ることができる。こんなところに子供を連れてくるなんて、という目は感じたことがない。
それどころか

「¡Qué guapo!」(男前やね)←赤ちゃん、子供にもguapoを使う。
「¿Cuánto tiempo lleva?」(何ヶ月?)
「¿Cómo se llama?」(名前は?)

とか、知らない人がどんどん話しかけてくれる。
赤ちゃんにも話しかけて、あやしてくれたりする。

楽しいことはみんなで参加するのがスペイン流。赤ちゃんがいるから参加しない、ということはない。赤ちゃんも参加するのだ。そして当然のごとく、赤ちゃんはその日の主役になってしまう。
結婚式も5ヶ月の時に出席した。

ベビーカーの赤ちゃん連れで、友達や家族とお茶をしたり、テラスでビールを飲んでいる風景はよく見る。大人はおしゃべりに夢中で、こんな騒音の中よく寝られるなあと思ったりしたが、慣れなのかもしれない。子供同士が近くを走り回っているのもよく見る。
赤ちゃんは泣くのが当たり前だし、子供が少々騒ぐのも普通のことだと寛容に見てくれているので気を使うということがない。

自動ドアがないようなパン屋等では、必ず誰かがドアを開けてくれるし、バスでも乗り降りを手伝ってくれる人が必ずいる。そのほとんどは力のある男性だ。
確かに、日本の方がほとんどのトイレにオムツ換えの台があったり、子供椅子のあるレストランがあったり、施設的には充実しているところが多い。でも、どこに行ってもベビーカーは邪魔だという顔をされ、すいません、すいませんと気を使ってばかりだった。たまに手伝ってくれるのは女性。男性は傍観者であることが多い。
「見てるんやったら、手伝ってーや!」と思ったことは多々ある。


郷は郷に、でしていたが、スペイン流を実行しなかったことが二つある。
別室で寝かすこと”と“歩けないうちから靴を履かす”ということだった。

普通は3ヶ月目くらいから別室で寝かすようだ。5ヶ月検診で、先生にも「別室で寝かして下さい」と言われたのだが、ダンナが「心配だ」と言うし、私も授乳の度に別室まで行くのが嫌でそのまま同室で寝させていた。日本に来てから(7ヶ月から)は川の字だ。
あの時別室にしていたら、まだ続いている寝かしつけの苦労はないのだろうか、と思う今日この頃である。
15:51 | スペイン生活 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
スペイン出産事情
スペインで出産した、と言うと、

「えー、すごいね」
「怖くなかった?」
「何が違うの?」

と聞かれるが、たいした違いはなかったように思う。
というより、日本で出産したことがないので、正確な違いはわからない。

スペインの看護婦さん達が、その日本の出産準備本を見て「同じね〜!」と言っていたので同じなのだろう。
看護婦さんはイラストを見てけらけら笑ったりもしていた。スペインの出産準備本にはイラストや漫画はなく、写真が載っているだけで事細かい説明などない。

出産は、難産で途中から無痛分娩に切り替えたくらいだったが、その他は特に問題もなかった。

苦難はその後。。。


出産は夜。初日の夜は、ダンナが付き添ってくれていたので泣いても抱いてくれていたのだが、痛みでほとんど寝られなかった。ダンナは朝帰っていった。椅子でもよければ、夜でも付き添いはOK。

そして数時間後・・・ダンナのお母さんとおばあちゃんが来る。昼からは、弟と彼女。それからおばさんも。そしてダンナはよく寝たよ〜という顔で、夜にやってきた(怒)
夜は夜泣きでまた寝られない。

3日目。朝からダンナのいとことその両親が。昼から友達。ほぼ2日間まともに寝ていなかった。

4日目に退院。「これで訪問地獄から開放される〜!寝られる〜!」と思ったのは甘かった。
帰宅して、ダンナと日本から来てくれた両親とゆっくり食事をしていたその時、電話が鳴った。ダンナのまた別のいとこからだ。

「食後に行ってもいい?」

(まじで?)

勿論いとこだけではない。その両親、彼氏まで来てくれた。

(うちの子、まだ寝てばっかりなんだけどなあ。)

私の両親はスペイン語が話せないので、私は通訳。
何を飲みたいか聞いて、お茶やお菓子の用意をして、寝ている暇はない。


入院中に来てくれた人は、退院してもまた来てくれる。おばあちゃんの妹という人まで来てくれたり、結婚式で一回きり会っただけの親戚も来てくれた。
しかも、いつも急に電話してきてこれから行ってもいいか、と嫌とも言えない状況。

いつもダンナは仕事でいない(怒)

(誰の親戚なんだ・・・まったく!)

正直、「もう誰も来るな!」と思っていた。いつもは好きな人達がうっとおしく感じられたりさえした。


ドタバタの生後1ヶ月だったが、その後子供と二人時間だけのときが増えても、寂しくもならなかったのは、スペイン人が子供好きで、どこへ行っても声をかけてくれる人がいたからだと思う。Frutería(八百屋・果物屋)やPescadería(魚屋)では、店の人やお客さんが、何ヶ月かとか名前とか色々聞いてくる。

スペインもまた少子化の国だけれど、子供が好きな人は日本より遥かに多いと思う。

そんなスペインでの子育て事情はまた次回。


01:15 | スペイン生活 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
La boda (スペインの結婚式)
結婚の方法は、市役所婚と教会婚の二つ。

市役所婚というのは、市役所や市の管轄の場所でサインをする。
市役所へ行くといっても、ウェディングドレスとタキシードで行くし、外でみんなが歓迎する。

市役所でサイン又は教会で式を挙げた後は、レストランでBanquete(披露宴)をする。

私達の場合は、教会式を選んだ。
私はカトリックではないけれど、Matrimonio Mixto(異なった宗教間の雑婚←と辞書にあった)ということで、問題なく教会で式を挙げられた。もっと厳しいものだと思っていたので意外だった。

式は11時(早いと文句を言われた)披露宴は2時半くらいからの予定だったと思う。

花嫁は新郎より遅れて着かなければ行けないのだが、旦那は遅すぎるのもなんだから10分くらい遅れで来て、と言っていた。それなのに、旦那は10分以上遅れて来て、結局私のほうが先についてしまった。
披露宴も30分ほど遅れて始まった。
この国に、定刻というものはほとんど存在しない。

披露宴に招待したのは約100人。少ない方だ。
親兄弟、叔父叔母、いとこ、いとこの家族、友人に始まって、いとこの彼氏・彼女、友人の彼氏・彼女又は旦那とその子供、近所の人、その子供…ざっと200人、300人くらいは普通。
日本だったら『お金もかかるし遠慮したい』というのが本音かもしれないが、楽しいことが大好きなスペイン人。みんなで飲んで騒いで、踊って喋って、こんな楽しい集まりは他にない。

招待状は手渡しする。
招待状を渡すために、電話をして、時間を決めて、一軒一軒訪問した。
勿論、玄関でなんてことにはならないし、お茶をよばれて、話をして、一日2軒がやっと。

しかも、出席の連絡をお願いします。と書いているにもかかわらず、返事をしてくれない人がいる。私達の場合も、欠席と言いながら参加した人が数人いた。これは普通のことで、レストランも10人までのプラスαはOKです。と言っていた。10人以上来たらどうするんだろう?

新郎新婦の横に、それぞれの両親が座る。
母は、『末席でいいのに〜』と言っていたが、決まっているのだから仕方がない。

日本のように、司会はいない。
新郎新婦が入場して乾杯、その後は勝手にそれぞれが飲み食いを始める。
日本から来てくれた人は「え?もう食べていいの?」ときょろきょろしていた。

メイン料理がほぼ終った頃に、用意していた音楽をかけてもらってダンス(ワルツ)を踊り、その後は旦那の両親と私の両親が踊る。そして、Sevillanas(セビジャーナス)やノリノリの流行の曲がかかって、みんなが踊りだす。

日本人は恥ずかしくて踊らない、というのが普通なのかもしれないが、私の家族は違った。
母は昔社交ダンス、妹はジャズダンス、と踊り好きの家族。日本から来た友人も、現地の日本人の友人もみんな踊り始め、最初のうちは、踊っている日本人をスペイン人が眺めている変な光景だった。スペイン人の友人が見かねて、「踊っているのは日本人だけじゃない。あースペイン人の恥だわ。私も踊るわよ。」と参加。

それから、踊る人も増え、ひたすら踊る、踊る、踊る。

踊らない人は喋ったり飲んだり。

いつ帰ってもいい。

終わりの時間がないので、いつ辞めようかとタイミングがよくわからなかった。
もう踊る気力もなくなってきて、踊る人も数人になった頃、おひらきにした。

夜の7時くらいかな。

おつかれさまでした。

踊るのが好きな人には楽しい披露宴だと思います。
踊らないし、飲めないし、おしゃべりも嫌いな人には、退屈かもね…

15:48 | スペイン生活 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
La hora del desayuno(朝食の時間)
スペインの労働者には、朝食の時間が合法的に与えられている。

何分かは忘れたが、だいたい10時から11時の間にこういうことが起きる。


体験1.バスが来ない

 語学学校に通っていた。
 11時に始まるので、10過ぎにバスに乗れば間に合うはず。

 待っても待っても来ない。待つこと30分。
 列もかなり長くなっている。

 後ろのおばさんが、

「もう〜、いつも朝ごはんの時間はバスが来ないわね」

 と文句を言っている。

(え?、朝ごはん?、そんなことが許されるのか?)


 そして、2台続けて同じ番号のバスが来る。

(もしや、この2台のバスの運転手は一緒に朝ごはんを食べていたのでは?)


 もちろん、バスに時刻表はない。
 バスの運転手が謝る事もない。

 バスを待つのに嫌気が差して、自転車も買った。
 それなのに、買って1ヶ月くらいで盗まれてしまった。
 しかも、語学学校の敷地内でだ。鍵もかけていたのに…



体験2.予約の時間

 妊婦の時は、日本と同じように検診がある。
 月に一回、Centro de Saludという、地域ごとにある医療センターに行く。
 予約制なので待たされることはないだろう…と思うのは日本人だけの考えか?


 10時半なんて時間の予約をもらった時は、覚悟が必要だ。
 予約の少し前に行っても、かなりの人が待っている。遅れているのだ。

 前の人が出て行ったので、(次は自分だ!)と立ち上がると
  
 「ちょっとまってね〜」

 と目前でドアを閉められた。

 (やられた!)

 3、4人でぞろぞろ出て行く。Bar(バル)に行って朝ごはんだ。
 何分後に帰ってくるかもわからないから、こちらも用事を済ましに
 行くこともできない。


 朝食の時間は予約を入れなければいいのに

 と思うのは私だけなんだろうか。


 戻って来ても、「お待たせしました」という言葉はない。
 朝食の時間は、彼らの権利なのだから。

 でも、医療費は全て無料だから文句は言えない。
 血液検査も、分娩も、手術も、臓器移植もだ。
 待つという代償はあるけれど…


書いた後で、これは魅力ではないな、と思った。
が、労働者から見ると、やはり一つの魅力かもしれない。


-補足-
待てない日本人の記事があったので、参考までに。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/071113/sty0711130811000-n1.htm


 
12:41 | スペイン生活 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
サマータイム
スペインの夏はすごい。

何がすごいって夜の10時まで明るい。
夕飯が午後10時、11時ってのはざらだ。レストランも11時くらいから込みだしたりする。

夜の12時をまわっても、Heladeria(アイスクリーム屋)は食後の家族連れで
いっぱいだ。赤ちゃんもベビーカーで参加しているからびっくり。
Feria(お祭り)の花火の開始も12時。勿論子供も参加。

みんな宵っ張りだなあと思っていたけれど、やっぱり辛い人もいた。
朝は必ず7時ごろ目が覚めるので、夜の10時、11時はもう眠くなると。
それなのに、その時間に夕食だから夏は体調が崩れると言っていた。
スペイン人も、みんながみんな宵っ張りって訳じゃなさそうだ。

日が長いから、一日がいつまでたっても終わらない。
日中の日差しはきついから、夕方6時くらいからビーチに行くこともあった。
いろんなことができるし、なんだか得した気分。


ところで、最近日本でもサマータイムを取り入れるかどうか議論がなされていますが、いろいろ問題もありそうですね。

23:21 | スペイン生活 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |

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