MIGUのスペインまったり生活回想記

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VIEJO VERDE (緑の老人)はお好き?
スペイン語で、スケベじじい(スケベおやじ)のことを、viejo verdeという。Verde(緑)には、日本語で言うところの「青い(未熟な)」という意味もあるのが、「卑猥な」と言う意味もあるのだ。


<Escena1>(シーン1) Toledo (トレドにて)  入門編

留学前、一人旅をしていた・・・

一人旅って気楽でいいけど、食事がどうも困る。スペインの小さな街になんか行くと、Barは常連しかいなくて、そんなところへ日本人女子がひとり入ろうものなら全員の注目の的だ。まだそんな勇気はなかったので、パンを買って、公園のベンチで気分良くランチを済ませ、絵葉書などを書いていた。昼食時は2、3時間見所も閉まってしまうのだ。

散歩中の老人と目が合う。

Viejo “ Hola” 「こんにちは」

Migu “ Hola.” 「こんにちは」

Viejo “¿Qué tal? ”「ごきげんいかがですか?」

Migu “Muy bien,gracias.” 「ありがとう、元気です」

Viejo “¿Qué estás haciendo? ”「何してるの?」

Migu “Estoy escribiendo la carta.”「手紙を書いてます。」 
   (見たらわかるやろ〜)

Viejo “¿Muy buen tiepo ,verdad? ”「いいお天気だね。」

Migu “Si,si.”「ほんと、そうですね。」

Viejo “¿No quieres pasear conmigo? 「私とお散歩しませんか?」

Migu “Ahhhh, Lo siento. Estoy ocupada.”「あ〜、すみません。忙しいので」
  (新手のナンパか?)


Toledo(古都)に似合う、杖をついたCaballero(紳士)だった。




<Escena2> Mérida(メリダにて) 初級編

またもや一人旅。

一人で田舎のBarにも入れるようになったが、長居できるほど染まってはいない。

小さな街。もう全部見尽くした。電車が来るまで4時間もある・・・
駅の近くでも散歩するか。

Merida,Acueducto de los Milagros(ロス・ミラグロス水道橋)

ぼ〜っとローマ時代の遺跡を眺めていた。写真をとったりもして。

2月のメリダに観光客はほとんどいない。世界遺産ということだが、近所の子供がボール遊びをしているだけ。


またもや地元のじいさんが杖をついてやって来た。夕方のお散歩だ。

Viejo “Hola.” 「オラ」

Migu “Hola.”  「オラ」

Viejo “¿De dónde eres?”   「どこから来たんかの?」

Migu “Japón. Pero vivo en Málaga. Estoy de viaje.” 
      「日本です。でもマラガに住んでいて、今旅行中なんです。」

Viejo “¿No quieres pasear conmigo?” 「ちょっと歩かんか?」

Migu “Ah,vale.” 「ああ、いいですよ」(暇だし、会話の練習にもなるか。)

遺跡の周りを散歩する。

Viejo “¿Por qué viajas sóla.?”「なんで一人で旅行してるんじゃ?」
   “¿No tienes novio?”  「彼氏はおらんのか?」

Migu “No.” 「いないんです。」(またこれか!)

Viejo “¿Por qué?” 「なんで?」
   
Migu “No lo sé.” “Eso yo quiero preguntar a Ud.”
   「そんなの知りませんよ。こっちが聞きたいですよ!」

Viejo “Eres guapa,eh.” 「かわいいのに」

Migu “Gracias.” 「そりゃどうも」


    
Migu “Bueno, Me voy. Tengo que ir a la estación” 「じゃあ、私駅に行きますので」

Viejo “No quieres senar conmigo?” 「一緒に夕食でもせんかの?」

Migu “Lo siento. Tengo que coger el tren.” 「すみません、電車に乗らないといけないので。」
”¿Está esperandole la sñora,no? 「それに、奥さんがお待ちでしょ。」

Viejo “No. Soy viudo.” 「いや、わしはやもめじゃ。」 (げっ!)
   “Puedes quedarte en mi casa.”  「うちに泊まってったらええよ」
   “ Vuélvete a Málaga mañana”  「明日、マラガに帰ったらええやないか。」

Migu “No,no.Ya he comprado el billete.Adiós.” 「いやいや、もう切符買ってあるので。さよなら。」

Viejo “Adíos” 「さいなら」


ちょっと後姿が寂しげなやもめじいさんだった。



<Escena3> Fuengirola(フエンヒローラ) 中級編

日本人の友達とFeria(お祭り)に行く。目的はSevillanas(セビジャーナス、お祭りの踊り)を踊る為。その為にフラメンコドレスまで来て行った。

音楽の鳴っているCaseta(テント)に入る。

ジジババばっかり。でもいいや。踊るぞ〜♪

いろんなジジが、一緒に踊ろうと誘ってくる。
ジジの方が若者より上手だったりする。ジジの若い頃は、FeriaがNovia,Novio(結婚相手)を見つける格好のイベントだったのだ。踊りが上手いジジはもてただろう。

ジジと踊っていると、その合間に飲め飲めとMoscatel(甘いワインの一種)をおごってくれる。

みんな既に結構酔っている。

ひとりのジジが、一緒に写真を撮ろうと行って来た。年齢的にはオヤジと言った方がいいかも。

(こんな赤い顔で写真なんて嫌だよ〜!)私はコップいっぱいで真っ赤になる体質なのだ。

しかもカメラを持ってないから、私たちのカメラで撮ってくれという。厚かましいにもほどがある。


“María, María! Ven,ven.” 「マリア、マリア、ちょっと来い!」

“¿Siiiii?” 「何よ?」奥さん同士で盛り上がってる所を邪魔され、不機嫌だ。

“Echame la foto con las niñas.”「この子達と一緒に写真撮ってくれ〜」 

なぜかオヤジの両膝に私たちが座る羽目に。
奥さんの超不機嫌そうな顔!

(私たちだって、こんなことしたくないんだってば!)

盛り上がってるお祭りでしつこく断るのも興ざめだしなぁ。


オヤジはここに写真を送ってくれと名刺をくれた。

バークレイ銀行の支店長だった・・・!


* * *


もう、Viejo Verdeはこりごりだった。二言目には「彼氏はいるのか?」と聞く。

それでも、日本のじいさんよりはましかな〜と思っていた。Caballero(紳士)だから。

バス亭でも、私より先に待っていたのに、お先どうぞと乗車を譲ってくれる。結構ヨボヨボなじいさんほどそうなのだ。

それをスペイン人の男の子に言うと、大笑いされた。

「ちがうよ〜。ViejoはNiña(女の子)のCulo(お尻)を見るために、譲ってくれてるんだよ。」

(あなどれん!)

でも、まあいいっか。老後の些細な楽しみなのかもしれない。まだ可愛らしい。セクハラというわけでもないし。

そもそも、こんなに人と人とがべたべたしている国で、セクハラなんて存在するのか。
Abrazo(ハグ)やBesitos(頬どうしのキス)は、挨拶には欠かせない。これに慣れてしまうと、日本に戻ったときに、物足りなさを感じる。
赤ちゃんだけでなく、大人にとっても、触れるという行為は、心を和ませるものがあるのだと思う。



夕暮れの公園には、散歩をしているViejoがいっぱいいる。会話の練習の為に、いつも公園に行ってViejoとおしゃべりするという日本人もいた。
確かに、害はないし、いつまででも喋ってくれるだろう。

私はもうこりごりだったけど。。。
16:14 | スペイン人 | comments(8) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
Viajo Verde会ったこと無いなぁ。それも寂しい?
でも大体が「散歩しませんか」なんですね。笑
踊り上手だったらちょっと心が動いてしまいそうで怖い。
そうそう、ヨボヨボじいさんは席を譲ったりすると絶対断られる。紳士でいたいんだな〜とちょっと感心してしまう。
しかし3回もナンパがあったなんて素晴らしい。
2008/09/12 10:14 PM by Miyuquita
>Miyuquitaさん、こんにちは。

MadridにはViejo Verdeいないのかしら?
都会にいる時は、気が張っているので
声もかけられにくいのかもしれませんね。
それとも、私がそういうキャラなのかも(汗)
日本で働いていた時も、年配の部長に
「僕のお母さんみたい」と言われてぎょっと
したことがありましたね〜。
まだ20代前半だったんですが・・・

若者にはナンパされた事ないです。
もっと寂しいです。
2008/09/12 11:31 PM by MIGU
バカンスに出かけていたので、ご無沙汰していました!
スペインとイタリア、本当によく似てるなーとまたもやうなずきながら拝見しました!

私もイタリア人からのナンパの場合、圧倒的におじいさんが多いです〜。バス停で待っているとき、普通に道を歩いているとき、郵便局にて・・などなど。
「一緒に暮らさないか?」と初対面で言われたことも・・。

若者からは、圧倒的に外国人(モロッコ、アルバニア等)からが多いですね。逆にイタリア人の若者でナンパしているのってあんまり聞かないですねー。男女の出会いの場の一つに、スポーツジムがありますが、「声掛け・挨拶」→「おしゃべり」→「一緒にアペリティーボ」という感じで段階を踏んでる気がします。
若者のほうが慎重なんですかね。

それにしてもスペイン語ってイタリア語に似ていて勉強になります!
スペイン語勉強し始めようかな・・。でもイタリア語もまだまだなので混乱してしまうかも。
2008/09/15 12:46 AM by airone
>aironeさん、お久しぶりです。

バカンスはいかがでしたか?
羨まし〜ぃ!!

aironeさん、私よりうわてですね。笑
というか、イタリア人がうわてなのか…
イタリア人にしても、スペイン人にしても
年配の人にとって、女の人に声をかけるのは
挨拶の一部、礼儀のようなものなのでしょうかね。

私、イタリアの若者ってもっと軽いイメージがありました(失礼!)
スペイン人も、本気度が高いほど慎重ですね。
シャイな人も結構多いです。

スペイン語はイタリア語より簡単だと思いますよ。
妊婦の時、暇つぶしにイタリア語の文法の本を少ししていたのですが、定冠詞の変化と、前置詞と定冠詞の結合が覚えられなくて、結局飛ばしてしまいました。スペイン語の定冠詞は大きな変化がないので簡単です。
混乱はかなりしますね。
ミラノの友達の所に行ったとき、「マキナ」「マキナ」と連呼するので、機械がどうしたのかと思ってたら、車のことでした。
似ている単語でも、同じ意味のものと違う意味のものがあるので、それを判断するのが難しいですよね。
私は使うこともないので、ほとんど忘れてしまいましたが、aironeさん、スペイン人ダンサーとたまにお話しする機会があるのでしたら、フラメンコで使うような単語から覚えていかれたら、早いかもしれませんね。
poco a poco(少しずつ←同じかな?)頑張ってください!



2008/09/15 11:06 PM by MIGU
スペインじいさん、恐るべしですね!
私はアメリカでおじいさんにナンパされたことはないなぁ、、、。

勉強の目標が増えました。「スペインに行って
viajo verdeにナンパされたらスペイン語でサラッとお断りできるくらいになる!」です。あ、でも勉強のためにはお断りしない方がいいですね(笑)。
2008/09/17 10:41 PM by Timo
>Timoさん、こんにちは。

一度は、viejo verdeとお散歩してみてください!
2回目以降ははお好みで…笑!


2008/09/18 10:16 AM by MIGU
あははっ!(笑)緑のじいさんっていうんですね。
覚えておかなきゃ。
MIGUさんのスペイン語講座、為になります!
私も、キコと一緒にいるのにもかかわらず、
おじいさんに話しかけられ、一杯おごってもらった
事がよくあります。
若い男性からは一度もありませんけどね・・・
2008/09/23 9:01 PM by blanca
>blancaさん
お久しぶりです。コメントがなかなか出来ないですが、blancaさんのブログも時々拝見して音楽とか楽しませてもらってます♪♪♪

私はダンナといる時におごってもらったことは無いなあ…愛想の悪いスペイン人だからでしょうかね(笑)一人でいる方が、色々出会い?もあって楽しい時もありますね。へへへ。
2008/09/24 2:33 PM by MIGU
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