MIGUのスペインまったり生活回想記

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カメラ
先日、レンタルして見た映画「ワン・デイ・イン・ヨーロッパ」
(見てみたい方は、見てから読んでください)

下記は予告編。





4カ国でのオムニバスなのだが、その舞台の一つがスペイン、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。世界遺産である巡礼路の最終地で有名な街。


大聖堂前、最後の一枚を取ってもらおうと、ハンガリー男性は、見知らぬ男性にシャッターを押してもらうよう頼む。

最高の写真にしようと、立ち位置を迷って決めて振り返ると・・・

頼まれた男はそこにいない。勿論カメラも!


そして、警察で経緯を話す。

警察官3人は笑いをこらえるのに必死。(そのシーンは、上の予告編に映っています)


映画を見ていたダンナと私も勿論笑った。
警察官の態度が、あまりに“スペイン人らしい反応”だから。

つまり「お気の毒だけど、あんたアホやね。」ってこと。

盗られて当然。






私が始めてスペインに旅行に行ったのは、約14年前。

私の我侭で、パックツアーについているマドリッドの市内観光をキャンセルして、1日目の朝はまずレティーロ公園。すがすがしい気分で写真を取り合っていると、散歩中の中年男性がニコニコしながら、写真とってあげるよと。

(この人、カメラ持って、走って逃げないかな・・・)

と一瞬迷ったが、他人の好意を踏みにじるのも悪い気がして、恐る恐るカメラを渡した。

幸いにも、カメラは返してもらった。

当時はフイルム。

帰国して現像した写真は・・・

笑顔が引きつっていた。



そして、その30分後くらい。

地下鉄の駅で、券売機の前で友人は財布をひったくられた。
2メートル後ろの窓口には、駅員も座っていた。

その日は、警察に行って、被害届を書いてもらって終ってしまった。
待たされた上に、警察官は英語ができない。その日は日曜日で、警察官も少なかった。

私は、旅行前からスペインは治安が悪いと知っていたのだが、友人は、そんなことは全く知らず、予想外の出来事にかなりのショックだったようだ。




それにもかかわらず、これだけはあきらめられへんと、友人を説得して、セビージャでタブラオ(フラメンコを見る所)へ。


帰路、タクシーの運転手の兄ちゃんが、

「Plaza de España(スペイン広場)へは行ったか?」

「スペイン広場は他にもあるけど、セビージャのは世界一きれい(bonita)なんだ。」

「これを見ておかないと!」

「回り道してあげるよ」

余りにBonita、Bonitaと繰り返すものだから、根負けして

じゃあ、と返事してしまった。


今思うと、危険すぎる行為。

女二人、夜の2時くらい・・・。


兄ちゃんは、「どうだ、綺麗だろう。」と自信満々。

(確かに綺麗なんだけど、それより早く寝たい・・・)

とりあえず“SI,si.Muy bonita.”と返事したら。


「写真を撮っておいでよ。待っててあげるから。」

「ボクが写してあげるよ」


帰国して現像した写真は・・・


真っ黒



兄ちゃんは、セビージャをこよなく愛する、セビージャ人だった。



セビージャ人は、セビージャが世界一美しく、すばらしい街と思っている。

だから、NHKテレビのスペイン語講座で、ベゴーニャさんが

"¡Qué suerte ser sevillano!" (あなた、セビージャ人に生まれて幸せですよね!)

というフレーズを、セビージャのバルで使っていた時に、ダンナと私は大爆笑した。



確かにセビージャは素敵な街だと思う。

私達がうけたのは、「そりゃそうさ、当たり前だろう」といったバルのオヤジ達の自信満々の表情!

(どなたか、このフレーズ、セビージャで使ってコメント下さい!)


ついでに・・・

セビージャ人とマラガ人(ダンナの出身地かつ私の住んでいた街)は、とても仲が悪いことで有名。


02:44 | スペイン人 | comments(7) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
山田五郎の寸評に笑ってしまいました
この映画、面白そうですね〜!!
私も一人旅中(国内)に置き引きに遭ったことがあります
それからというものの、手荷物を決して手放さなくなってしまいました
盗る方がもちろん悪いのですが、やはり盗られる方も管理が悪いから盗られるんですよね、ましてこんな治安のよい日本で・・・アホだと思いました

gallegaベゴーニャさんのリップサービスを真に受けて胸を張るセビージャ人って、純真といえば純真ですよね〜
でもマラガ人と仲悪いんですか?ブログ友達がマラガ近郊だったかに住んでいるから、聞いてみようっと♪
2010/01/15 5:03 PM by soleil
>soleilさん

面白かったですよ。ダンナは終り方が気に入らないと不服そうでしたが(笑)
国内で置き引きですか!私は、スペインでは何も盗られたことがないのですが、地下鉄(御堂筋線)でスリにあったことがあります(笑)

そう、スペイン人のそういう純真さが好きですね。マラガとセビージャのサッカーの試合の日には、外に出ない方がいいと言われたくらいです。とばっちりが・・・どこかの球団と似てますかね(笑)
2010/01/17 12:42 AM by MIGU
そうなんだー。
現地の状況を分かって見るのと、知らないで見るのとでは、反応が違いますよね。あのカメラ無くして、写真だけでも返してほしい、と言って警察が笑うシーンなんて、これは中国でも有り得ないですね。だから、私なんかがあのシーンを見ると、なんだかトンチンカンな感じがしてしまいます、なんで笑うんだろう?って。

もし、中国だったら、こんな事に合ったら、警察は真面目な顔して「書類(盗難届け)は作る。見つかったら連絡する。」とだけ事務的に言って、探してくれない。映画のように笑う事は無いと思います。

スペイン、やっぱり行ってみたいですねぇ〜

スペイン人って、女性を見たら、どんな女性でも「美しいですね〜」とか、何か声を掛けないと失礼だって本当ですか?
2010/01/20 11:49 PM by こたん
>こたんさん

予告編は、シーンをはしょってあります。なので、厳密に言うと、警察が笑ったのは、ハンガリー人が「カメラを渡して、写真を撮って貰おうと思って振り返ったらいなかった。」という状況説明を詳しくした後なんです。私もスペインに住んだことがなかったら、笑うなんてひどいと思っていたでしょうね。今だからこそ、見ず知らずの人に、しかも相手を選ばずカメラを渡したということが、危険で愚かなことだと思えるのかもしれません。
日本だと、カメラの持ち逃げなんて、想像もつかないですよね。

警察の最後のコメントが、「明日また来なさい。もっと説得力のある説明を考えてやるから」でした!
何故今ダメかって?それは、サッカーワールドカップの決勝生中継を見ているからですよ!
2010/01/21 12:08 AM by MIGU
そういう事だったのですね!
なるほど!納得です!
2010/01/22 10:37 PM by こたん
思わず笑ってしまいましたー!!
Sevillanoは、私の経験からは「格好良くて親切なように見えて、何だか関係が希薄」というイメージなんですよねぇ。
何ていうか、「ディスコで一緒に踊るのには良いけれど、それ以上友人付き合いはできそうにない」ような・・・って、すごく偏見が入ってますね(^^;)

そうそう、私も一度ひったくりに遭いましたが、その後警察でお兄ちゃんと仲良くしゃべったら、「この箱の中の好きなお財布持って行っていいよ。どれも持ち主が見つからないから。」と言われてビックリしたことが・・・。
この辺りがスペイン人の恐るべき所です!
2010/01/30 6:49 AM by Haruki
>Harukiさん

その警察のお話、すごいですねー!そこまでとは・・・
Harukiさんから、想像以上のお話聞けそうです(笑)

私自身は、Sevillanoの知り合いっていないので、本当のところはよくわからないです。「関係が希薄」なんですか?私の中では、presumidoってイメージでしょうか。
2010/01/31 2:15 AM by migu
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